ISSを模した閉鎖環境では表情のゆがみ度が増す

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2018.02.22

編集部

株式会社資生堂(東京都中央区)と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日、筑波宇宙センターに設置された閉鎖環境適応訓練設備(閉鎖設備)を用いた共同研究において、閉鎖設備滞在による唾液中のストレスホルモン(コルチゾール)の日内リズムの乱れと、表情のゆがみ度が増すことを発見したと発表した。

唾液および表情変化を調べることで、自分で簡便にストレス度を評価できる可能性を見出した。簡便に測定可能な手法は、宇宙環境だけではなく広く一般社会でのストレス判定など、日常生活の様々な場面への応用が期待できるとしている。

今回の共同研究は現在も継続中で、今後得られた研究成果から、同社はストレスによる肌・体への影響に対応したトータル美容の開発、JAXAはISS滞在宇宙飛行士のストレス評価手法の確立へつなげていく。

3月2日に開催される「第2回国際宇宙探査フォーラム(ISEF2)」サイドイベント「I-ISEF」(ISEF for Industries)において、今回の結果を発表する。

参考リンク
株式会社資生堂
宇宙航空研究開発機構

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