明治大、インタラクティブな化粧品パッケージを開発
2018.03.8
編集部
明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科の宮下芳明教授と先端数理科学研究科博士後期課程3年生の加藤邦拓氏らはこのほど、朝日印刷株式会社(富山県富山市)の協力のもと、インタラクティブな化粧品パッケージを開発した。今後、製品化を進めていくとしている。
宮下教授と加藤氏の研究成果であるExtensionSticker技術を応用し、スマートフォンと組み合わせることで、メイク支援システムとして使用できる。「化粧鏡パッケージ」と「透過スクリーンを用いたネイルアートパッケージ」の2種類ある。
「化粧鏡パッケージ」は、スマホのフロントカメラを使用して化粧することを想定した。スマホをパッケージにはめ込み、パッケージの上部に導電性インクで印刷されたダイアルインタフェースを触ることにより、スマホの画面を化粧品で汚すことなく操作することができる。
「透過スクリーンを用いたネイルアートパッケージ」は、スマホの画面に映るネイルアートをハーフミラーと透過スクリーンを用いて、ユーザの爪に投影。パッケージ上面に裏返しに置かれたスマホは物理的には操作不可能だが、パッケージに導電性のインタフェースを印刷し、そのインタフェースを触ることで操作することができる。
今回の研究成果は、インタラクション2018(3月5日~7日開催)において発表した。
- 参考リンク
- 明治大学