輸入化粧品、中国の消費者7割以上が“品質”を重視

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2018.06.1

編集部

中国商務部がこのほど発表した「主要消耗品需給状況統計調査分析報告」によると、輸入品の化粧品について、7割以上の中国の消費者が品質を重視するとともに、向こう1年の間に最も購入したい消耗品であることが明らかになった。

一般消費者に関する「主要消耗品需要状況統計調査分析報告」によると、家族の月収が2万元(約34万円)を超える中国人は全員輸入品を購入しており、1年以内に輸入品をすでに購入あるいは購入する意思がある人は全体の86.6%に達し、特に化粧品に対して高い関心を持っている。

化粧品に関心のある人は48.4%。このうち75%が、中国国内では品質の高いスキンケア商品は提供できないと感じている。また、輸入品の化粧品を購入する上で最も関心が高いのは品質(70.2%)、次いで安全性(69.7%)だった。

向こう1年の間、輸入化粧品を購入し続けると回答した人は49.3%、購入を増やしたいは38%と購買意欲が強いことがわかった。

一方、企業に関する「主要消耗品供給状況統計調査分析報告」によると、化粧品を供給している企業の23.7%が販売商品の半分以上を輸入化粧品で占めており、香水が販売の半分以上と回答した企業が31.5%と最も高かった。

ただ、消費者と違って、企業は輸入品の“ブランド”を最も重視(42.7%)しており、安全性(15.7%)、価格(13.9%)より関心が高かった。

向こう1年間に輸入化粧品の提供を続ける計画と回答した企業は83.6%に上った。また、9.2%は輸入を増やすと回答しており、具体的には香水、スキンケア、メイクアップが挙げられた。

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