ビーガン化粧品の世界市場が2025年には208億ドルに

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2018.06.13

国際部

ビーガン化粧品の世界市場が2025年には208億ドルに達するという見通しをグローバル市場調査会社グランドビュー・リサーチは新しい報告書の中で発表した。市場の成長を促進させる大きな要因の一つとして、ミレニアル世代など若い世代からの需要が急増すると予測している。

同社の有料レポート「Vegan Cosmetics Market Size, Share & Trends Analysis Report By Product (Skin Care, Hair Care, Makeup), By Sales Channel (E-Commerce, Supermarket, Departmental Store, Specialty Store), And Segment Forecast, 2018 – 2025」の中で、2018年から2025年の7年間でビーガン化粧品市場は6.3%の年平均成長率(CAGR)で成長すると予測。ヨーロッパ諸国では、動物実験をした化粧品の販売を禁止するほか、 毛髪、毛皮などの動物製品の使用が禁止される方向へと進んでいる。ヨーロッパの動きがグローバル市場に及ぼす影響は大きく、より安全で自然由来の化粧品への人気が高まり、市場が拡大することが予想される。

ビーガン化粧品の市場分析レポートでは、製品のセグメント(スキンケア、ヘアケア、メイクアップ)に分けて市場規模、トレンドを分析するほか、販売チャネル(Eコマース、スーパーマーケット、百貨店、専門店)での売上分析などが含まれる。

製品セグメントでは、スキンケアのビーガン市場の伸びが著しく、2017年の売上高の36%以上を占めたと報告された。販売チャネルの分析では Eコマースは製品選択の利便性や豊富な販促キャンペーンの効果などが利用者を引きつけ予測期間では CAGR7.4%で推移する見通し。

地域別にみると、 アメリカ市場は多種多様なメーカーと販売チャネルが消費者を後押しして、ビーガン化粧品の売上は2025年には31億6000万ドルを超えると予測されている。アジア太平洋地域では、動物実験をしていない化粧品への関心が高まっている。同地域では日本と中国市場がビーガン化粧品の高い成長率を記録しており、販売チャネル分析では百貨店とスーパーマーケットチェーンが最も好まれる小売プラットフォームと指摘している。

参考リンク
grandviewresearch.com

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