若手研究者を支援する「ロート皮膚医学研究基金」受賞者を決定
2018.06.20
編集部
ロート製薬株式会社(大阪府大阪市)はこのほど、同社の研究助成「ロート皮膚医学研究基金」の第8回受賞者3名の研究成果発表と授賞式を執り行った。併せて、2018年度日本皮膚学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)の2名への授与式も開催した。
「ロート皮膚医学研究基金」は、同社が皮膚医学の基礎的、臨床的研究を広く助成振興し、皮膚医学の向上発展に寄与することを目的として2008年に設立。今後の皮膚医学の発展に顕著な貢献が期待できる、斬新かつ萌芽的な研究に対し研究費を助成するもの。
受賞したテーマは、「Th17条件下での経皮免疫による自己免疫性水疱症マウスモデル作成」(北海道大学の岩田浩明氏)、「抗原特異的免疫反応を用いた自己免疫疾患に対する新たな治療戦略」(東京大学の吉崎歩氏)、「皮膚疾患臨床像の多様性におけるヒト皮膚T細胞の役割の検討」(筑波大学の渡辺玲氏)。
一方、「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」については、「IL-6 産生 Effector B細胞を標的とした全身性強皮症の新規治療法の開発」(金沢大学の松下貴史氏)と、「表皮の新規遺伝子によるバリア、免疫、かゆみの制御機能の解明」(京都大学の大日輝記氏)が受賞した。
「ロート皮膚医学研究基金」は、「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」として2017年より公益社団法人日本皮膚科学会と共同運営している。
- 参考リンク
- ロート製薬株式会社