【連載】この中小化粧品会社に注目㉓PBJ(上)~ハラ―ル認証コスメ在日ムスリム女性等に販売~

2020.11.9

特集

編集部

化粧品メーカーのPBJ株式会社(東京都足立区)は、青果店が創業(1935年)という極めて珍しい起源。2015年に現法人に商号変更し現在、化粧品事業と青果事業を営む。国内で青果事業を事業の柱にして事業展開している企業は珍しい。

同社が化粧品の研究に着手したのは2012年で化粧品事業に本格参入したのは、2016年3月。ハラ―ル認証を取得したスキンケアケア化粧品「桃姫シリーズ」を市場に投入したのが最初。
「桃姫」は、洗顔料、化粧水、保湿ジェルクリームの3種類。桃姫には保湿・美肌効果のある桃の葉と果樹、種のエキスに肌荒れ改善に作用する桜としその葉エキスなど7つの保湿成分を配合。桃が持つ保湿性や抗菌性などの美容成分を最大限に活かした商品で、原材料から容器、外装に至るまで、日本製にこだわっている点が特徴。
特に、この3種類の化粧品は、日本イスラム文化センターでハラ―ル認証を取得。豚由来の成分やアルコール成分など肌に負担をかける成分を排除。また、外部に委託してISO9001を取得している工場で製造するなど、ムスリム女性も安心して使える商品となっている。

同社がハラ―ル認証コスメを販売したのは、訪日外国人女性客の間で日本の化粧品の人気が高いこと。
特に、アジア圏からの訪日旅行者の間では、原材料や品質など日本の化粧品メーカーへの信頼度が非常に高いことや同じ肌質を持つアジアの女性、ムスリム女性の肌になじみがよく使いやすいことなどによる。

2020年11月初めには、桃姫シリーズとしてボディミルクを新たに販売。現在、全部で6種類の桃姫シリーズ(写真)を自社Webサイト(日本語版と英語版)のほか、ハラ―ル対応の美容院や店舗で、日本在住のムスリム女性向けに販売している。また、海外からの観光客が立ち寄るホテルや免税店、お土産屋などにも商品提供を計画していたが現在、コロナ禍で中座している状態。

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