日本紅道 ~研究開発、生産分野に人材投入~

2021.08.12

特集

編集部

日本紅道の研究開発の役割を担っているのが2016年10月に設立した紅道科研センター㈱(神戸市)と2017年7に日本紅道の生産拠点として岡山県勝田郡に開設した日本秀一化粧品㈱・岡山工場。この2グループ会社も人材の新規採用に乗り出している。

研究開発拠点「紅道科研センター」の研究分野は、スキンケア、ヘアケア、フレグランスなどの研究開発を行っている。

その中で、グループ会社を含む自社製品のスキンケア処方等の開発をさらに推進するため、主任研究員クラスの人材を重点採用する計画。

日本秀一化粧品は、アジア進出の重要なポジションを担っている「日本紅道」の生産拠点工場としての位置づけにある。

日本秀一化粧品の資本金は、9900万円、2020年12月期の売上高は、約9憶円、従業員数約85名と見込まれている。

先行き、日本紅道のアジア圏、欧米に向けて自社ブランドの拡販計画に伴い国際水準の生産設備を導入の上、品質管理の徹底を図り、ハイクオリティな商品を提供する計画。

こうした生産増強策に沿って同社は「アジア、欧米進出に向けた高品質な商品の安定提供が必須」として新規人材の採用をきめた。

採用人数等は、明らかでないが、新規人材のスキルとして①製造した化粧品・医薬品などを薬事法と照合する品質保証⓶省庁に向けた承認申請にまつわる業務、製品の説明書作成・改訂など③その業務を担うグル-プマネージャーを採用し、薬事法や医薬品等GMPにのっとった生産体制を構築する。ここへきて新規人材の採用にメドがついたとして採用募集を終了している。

ともあれ、中国化粧品メーカーの対日進出に伴う、一連の新規人材の採用の動きは、日本に根差した現地主義に徹し、日本の法人企業としてグローバルに事業を展開する戦略として捉えられる。

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