東洋新薬「葛の花エキス」が脂肪肝の発症を抑制

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2012.11.12

編集部

株式会社東洋新薬は、「葛の花エキス」に、脂肪肝の発症抑制作用があることを確認した。

葛はマメ科のつる性植物で、葛根湯や葛湯など日常生活においてもなじみ深い植物。同社では、葛の花から抽出して「葛の花エキス」を製造、機能性食品素材として販売している。

これまでも東洋新薬では葛の花エキスの機能性について研究を行い、腹部内臓脂肪低減作用や、皮下脂肪低減作用などの抗肥満作用、消酒効果(血中のアルコール濃度やアセトアルデヒド濃度を低減する効果)などを確認している。

この度Nalelu合同会社との共同研究により行った研究では、マウスに5%の葛の花エキスを混餌した高脂肪食を29日間摂取させ、さらに試験開始27日目より29日目までアルコールを強制的に経口投与させた。29日目にマウスを解剖、内臓脂肪総重量および血中GOT濃度を測定、また肝臓の状態も記録した。

その結果、葛の花エキスを混餌していない高脂肪食とアルコールを与えられたマウスと比較して、下記図表のとおり、内臓脂肪総重量と血中GOT濃度に低下がみられた。さらに肝臓解剖所見により、脂肪肝の発症が抑制されたことを確認した。

同社はこの結果を、10月27日、28日に金沢において行われた、第19回日本未病システム学会学術総会で発表している。

忘年会や新年会が続く年末年始。さまざまな機能性食品やサプリメントが発売されているが、この度の研究のように、効果・効能を消費者にわかりやすく提示するのは急務といえる。

 

参考リンク
株式会社東洋新薬
http://www.toyoshinyaku.co.jp/index.php

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