全日本美容講師会（東京都渋谷区）はこのほど、2018年度第1回通常運営委員会を開催し、任期満了に伴う役員改選により、新会長に福島吉範氏が就任することに決まった。

新会長選任にあたり、福島氏は「全⽇本美容講師会を感動と感激の会にする。⼀番⼤切なことは会員の⽅々に、全⽇本美容講師会に⼊って良かったと思ってもらえる会にすること」と決意を述べた。目下、⾼齢化のため退会者が年々増え、若い世代の新規⼊会が少ないために会員数が減少し続けていることから、若⼿の獲得・育成が急務との認識を示した。

そこで、会員数の減少に⻭⽌めをかけ、会員に夢と希望を持ってもらうためには「時代に合った教育システムを構築し、メーカーやジャーナルの協⼒も得て、最新情報、新商品・器具のどこよりも早い発信や、会員の⽅達が考えている以上の結果が得られる技術とコンセプト、新しい発想や開発が必要」（福島氏）と強調。

これを実現するためには、「私⼀⼈の⼒だけでは到底達成できない。会員⼀⼈⼀⼈の知識と経験、都道府県会⽀部や美容組合での成功例や失敗談などを持ち寄りつつ、併せてメーカー・ジャーナルの協⼒など、さまざまなものを総動員していく必要がある」と訴え、⾃ら先頭に立って⼀歩⼀歩形作っていく覚悟があるとの考えを示した。

一方、2018年度事業計画については、TMモード（ヘア部門並びに着付け部門）の創作発表および指導普及活動、各種美容技術研修会の開催、海外在住美容師による研修ならびに海外技術団体の状況調査・交流、会員の増強などを盛り込んだ。