資生堂、中国化粧品学術研討会で「1等賞」と「2等賞」
2018.07.9
編集部
株式会社資生堂(東京都中央区)はこのほど、中国香料香精化粧品工業協会(CAFFCI)主催の第12回中国化粧品学術研討会(6月26日~28日開催)における優秀論文として、84件の論文のエントリーの中から1論文に授与される「1等賞」と「2等賞」2件をトリプル受賞した。
「1等賞」を受賞したのは、資生堂リサーチセンターの原祐輔氏による論文「シワ形成における角層の役割解明と抗シワスキンケアの開発」。受賞にあたり、原氏は「皮膚にはまだまだ解明されていないことが多くある。それを少しでも明らかにしていくことによって、お客がさらに美しくなるような価値を生み出せる研究を進めていきたい」とコメントした。「1等賞」については、資生堂として通算6回目の受賞となる。
「2等賞」を受賞したのは、資生堂リサーチセンターの江連智暢氏による「革新的なアンチエイジングスキンケアの開発-汗腺の収縮による肌老化メカニズムの発見:真皮空洞化」と、同センターの加治屋健太朗氏による「リンパ管の機能低下が引き起こす皮膚老化メカニズムの解明に基づくリンパ機能を促進する抗老化成分の開発」。
中国香料香精化粧品工業協会は、エッセンス・香料、化粧品および化粧品の原料、機器、包装、関連研究開発、デザイン、教育などの企業、機関、および個人で構成された非営利団体。中国化粧品学術研討会は2年に一度開催される、化粧品に関する研究発表と学術討論の一大発表会であり、論文賞には、中国国内外の多くの企業・大学・研究機関が参加し、中国化粧品産業の技術進歩に貢献する優秀な論文が選考される。
- 参考リンク
- 株式会社資生堂