サティス製薬、パートナー企業とKPI重視の通販化粧品を育成

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2018.07.23

編集部

化粧品OEMなどを手掛ける株式会社サティス製薬(埼玉県吉川市)は、自社開発した“有効性No.1処方”を、通販事業を牽引する強いフロント製品へと育成させる共同プロジェクト「アジャイルプロジェクト」を開始する。

テスト販売と使用者評価データを用い、処方改良を高速で繰り返し、通販事業において重要視されるKPI(重要評価指標)に優れた製品へと成長させていく。

「植物ヒト型セラミド」を用いて、植物の力で有効性No.1(バリア機能の回復&保湿を支える角質内因子の向上)を実現させ、バリア機能低下による肌荒れや粉吹きなどの乾燥状態を改善する処方を開発。この製品の価値を高めるために、アジャイルプロジェクト第一弾を株式会社Lull(東京都大田区)と開始する。

サティス製薬が開発した新規化粧品原料「植物ヒト型セラミド(特許出願中)」は、合成セラミドや天然セラミドと異なり、人間の肌に存在するセラミドと同じく超長鎖型構造を取るが、製剤に溶けにくいという課題があり、安定的に高配合することが困難だった。

そこで、リポソーム化という技術を用いることで課題を解決。これによって、従来の手法に比べ100倍以上もの量を安定的に配合可能とした。サティス製薬とLull社は、アジャイルプロジェクトを通じて、フロント商品として求められる「使用者満足度」を高め、生活者から選ばれ続ける製品へと成長させていくとしている。

現在、日本国内では化粧品ブランド数が増加傾向にあり、約2万5000以上もの化粧品ブランドが溢れた過密状態にある。そのため、化粧品通販事業の立ち上げ時においては、低コストで生活者の購買を決定させる製品(フロント製品)の開発が事業成功の肝となる。

つまり事業開始時の第1商品は、CPAが低く(セグメント内で最低水準)、LTVが高い(セグメント内で最高水準)製品が必要不可欠という。LTV向上の要因である製品の「使用者満足度」を高めるためには、①広告で伝えた内容が実感できる、②初期に長期連用が決意できる体感、③長期連用で皮膚の課題が緩和・解決した体験、の3つが重要であると考えている。

そこでサティス製薬は、昨年より新しい取り組みであるアジャイルプロジェクトを開始。アジャイルプロジェクトでは、パートナー企業(化粧品ブランド)と協働し、有効性No.1処方を小ロット・低コストでテスト販売しながら、購入者の声や皮膚データを基に処方改良を行い、製品の「使用者満足度」を高速で高めていく独自の新しい製品開発手法となっている。

参考リンク
株式会社サティス製薬

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