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日本のオーラルケア市場、マウスウォッシュに成長の余地あり

井原歯科クリニック院長の井原雄一郎氏は3日、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社コンシューマーカンパニー(東京都千代田区)の『リステリン トータルケア』新商品発表会において、日本ではまだ認知度が低いマウスウォッシュの重要性を強調した。

日本のオーラルケアはブラッシングが中心。しかし、ブラッシングのテクニックには個人差があり、きちんと汚れを落とせていないケースが多く、「ブラッシングだけでは磨き残しがある」(井原氏)。また、歯の表面積は口腔内の25%にとどまり、歯を除く喉や舌などの粘膜面が75%と多くを占めるため、この75%をケアすることが、オーラルケアには重要であると指摘した。

そこで、簡単で効果的なオーラルケアとして、ブラッシングに加えてマウスウォッシュを勧めた。歯磨きだけでは届かない口腔内の粘膜面のすみずみまでケアができ、口腔細菌をケアすることで衛生的な状態を保持できるため。

そこで、マウスウォッシュを選ぶ基準としては、「殺菌力」「個人の悩みに応じた処方を伴う」「継続させるための味の好み」の3点を挙げた。特に「殺菌力」については、口腔内細菌を減少させることが、歯周病や虫歯のリスクを低減できるとして最も大切な要素として強調した。

日本のマウスウォッシュ市場は、2017年時点で28億円程度。また、マウスウォッシュの購入率は28%と世界と比べてかなり低いデータがある。ジョンソン・エンド・ジョンソンでは「まだまだ日本市場で伸びる余地がある」(シニアブランドマネージャーの浦崎里奈氏)と見ており、同社が展開するマウスウォッシュブランド『リステリン』の市場シェアは20%以上とトップを誇る。

『リステリン』は、1879年に消毒薬として誕生。1895年に世界初の口内洗浄液として歯科医院で使用が開始され、1914年に一般消費者向けとしての販売が始まった。日本では、1985年に販売を開始。2018年8月27日から『リステリン』シリーズ最多の7つの効果が得られる『リステリン トータルケア プラス/ゼロ プラス』を新たにラインナップした。

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