ユーグレナ、血糖値上昇の抑制を示唆する研究結果を確認

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2018.09.10

編集部

ミドリムシ(学名・ユーグレナ)を中心とした微細藻類の研究開発などを手掛ける株式会社ユーグレナ(東京都港区)は10日、国立大学法人京都大学の菅原達也教授との共同研究により、微細藻類ユーグレナ由来のジアトキサンチン含有カロテノイドを継続摂取することで、血糖値の上昇が抑制されることを示唆する研究成果を確認したと発表した。

マウスを、①通常食を与えたマウス群、②高脂肪食を与えたマウス群、③高脂肪食にユーグレナ由来のジアトキサンチン含有カロテノイドを入れたエサを与えたマウス群の3つに分け、それぞれ6週間経口摂取させた後に血糖値を測定した。

その結果、③の高脂肪食とユーグレナ由来のジアトキサンチン含有カロテノイドを入れたエサを摂取したマウス群は、②の高脂肪食のみを摂取したマウスよりも血糖値の上昇が抑制されることを確認した。すなわち、ユーグレナ由来のジアトキサンチン含有カロテノイドは、糖尿病の原因のひとつである血糖値の上昇を抑制し、糖尿病ならびに糖尿病の合併症の予防や症状の緩和効果を持つ可能性が示唆された。

血糖値が高い状態が長く続くと、糖尿病ならびに、糖尿病腎症や糖尿病網膜症などの合併症を起こしやすくなるといわれている。血糖値の上昇を抑制できれば、糖尿病や、糖尿病の合併症の発生と進行を抑えることができるため、今回、ユーグレナ由来のジアトキサンチン含有カロテノイドを継続摂取することによる血糖値への影響を確認した。

参考リンク
株式会社ユーグレナ

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