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4つの民族の男性における顔の“年齢サイン”の違いを検討

老化に伴う男性の顔面の変化を4つの異なる民族を対象に調査した結果が9月7日、「International Journal of Cosmetic Science」オンラインに掲載された。老化による女性の顔面の形状変化の研究、またその人種間の差についての研究はまま見られるが、男性についての研究はほとんどなされていない分野である。

対象は、18歳から80歳までの4つの異なる民族(アジア人、アフリカ系アメリカ人、白人、インド人)の男性1058人。各人のデジタル写真(顔の正面、横、45度角)を標準的なライトの下で撮影した。この写真を拡大し、各人の顔面に現れた“年齢サイン”15〜20種類を検討した。

どの民族でも老化に伴って増加する“年齢サイン”ではあるが、その現れ方は民族集団によって違いがあった。4つの民族グループ共通の主なサインは、主に皮膚の構造変化(しわ、首の弛みまたはテクスチャ)に関係していた。いくつかのしわ(額や眉間など)の重症度は、民族に固有のものがあった。色素沈着は、紫外線に対する皮膚の反応を分類したスキンフォトタイプとより密接に関連しているようであり、その中で特に色素沈着スポットは特異的なアジア形質として確認された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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