アメリカの大手デパート・ノードストロームは、地域密着型のサービスセンター「ノードストローム・ローカル」をロサンゼルスで多店舗展開すると、このほど発表した。ロサンゼルスの高級住宅街ブレントウッドと近年、再開発が活発なダウンタウンに新しく２店舗を今秋オープンする。両店共、近くに住む顧客のニーズを反映するようなユニークなサービスを提供していくという。

同社は、2017年10月にメルローズに第1号店を開店しており、大規模集客型デパートとeコマースを結ぶようなショッピング体験の反響をみて、今回の店舗数拡大を判断した。「ノードストローム・ローカル」店舗では、 個人スタイリストにオンラインショッピングの相談ができ、注文した商品のピックアップ、返品が簡単にできる。今後は、ユニークなサービスとしてドライクリーナーの業者と提携してクリーニングサービスを提供する計画を進めていく。

「Get It Fast」というモバイルアプリの新サービスを始める予定で、ロサンゼルスの対象郵便番号を持つ顧客が対象商品を購入した場合、ロサンゼルスの住所に無料で翌日に商品を発送する。

同社社長のジェイミー・ノードストロム氏は、「ロサンゼルスは、約400万人のアクティブな顧客を持つ最も関心の高い市場の1つです。 ノードストローム・ローカルの目標の1つは、顧客にシームレスで便利な体験を提供することです」などとコメントしている。