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コーヒー1日3-4杯の人でメタボ少ない:韓国調査

コーヒーによる健康効果はさまざまなものが挙げられているが、今回、韓国で実施された調査では、摂取量とメタボリックシンドロームとの関連を検討した。この調査結果は10月12日、「British Journal of Nutrition」オンラインに掲載された。

メタボリックシンドロームとの関連でのコーヒー摂取量を、韓国の国民健康栄養調査(National Health and Nutrition Examination Survey 2012-2015)からの、19~64歳の8387人のデータを調査した。さらに、肥満状態(BMI 25 未満と以上)による層別分析で比較、112項目の質問票を用いて食事内容を評価した。多変量ロジスティック回帰モデルを用いて、コーヒー消費(1日摂取量1杯未満、1~2杯、3~4杯、5杯以上)とメタボリックシンドロームとの関連性を判定した。

その結果、1杯未満の人と比較して、3~4杯の人のメタボリックシンドロームのオッズ比は0.75だった。しかし、5杯以上のコーヒー摂取とメタボリックシンドロームとの間には有意な関連は見られなかった。肥満でない人では、コーヒー摂取量が多いほどメタボリックシンドロームのオッズが低く、肥満の人では、1日1杯未満の人と比較して、3~4杯の人のメタボリックシンドロームのオッズ比は0.68で、5杯以上のコーヒー摂取量は、有意でない正の関連を示した。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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