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AFC-HDアムス、通信販売部門の立て直しや卸販売部門でOTC拡大

健康食品・化粧品のOEMメーカーの株式会社AFC-HDアムスライフサイエンス(静岡県静岡市)は17日、都内で2018年8月期決算説明会を開催し、来期の取り組みとして、課題となっている通信販売部門の立て直しや卸販売部門であるOTC医薬品の拡大に向けて「力のあるドラッグストアとプライベートブランドでタイアップしたい」(代表取締役社長の淺山雄彦氏)との考えを示した。

2019年8月期の取り組みを部門別に見ると、「仕事をこなせないほど忙しい」(淺山氏)OEM部門については、ダイエットや美容向け乳酸菌などの商材の好調が続いており、機能性表示食品については「消費者庁への届け出受理待ちが続いており今後人員を増加」(同氏)するなどして対応していく計画。健康食品受託製造企業の市場において、同社は直近で「売上高93億8900万円と市場シェアは推定6.1%で上位5位圏内をとらえた」(同氏)という。

製造面においても、プロテインなどの粉末製品はハードカプセルタイプが前年度比55.6%増と大場に伸びていることから、2019年6月に高性能ハードカプセル充填機を1台増設する予定だ。現在、社内のキャパは「月産1700万個」(淺山氏)で、これ以上は外部に委託して製造している状況。旺盛な需要に対応するため「適切な時期に設備投資したい」(同氏)との考えを示した。

通信販売部門については、昨年12月にヤフー、グーグルが検索ロジックを変更した関係でアフィリエイト広告からの閲覧回数が減少し、2018年8月期のWeb受注は前期比3.9%落ち込んだ。来期はSNS広告の拡大を図り、特に40~60代の顧客獲得に努める。併せて、現在1品目(ヨクイニン)しか扱っていない、チェーンドラッグストアのキリン堂とのコラボ企画を拡大していく。

ドラッグストアへの卸販売部門については、引き続き自社ブランド『AFC』の商品開発を継続するとともに、子会社の本草製薬株式会社(愛知県名古屋市)が手掛けるOTC医薬品について、ニッチな市場での開拓に注力する。

具体的には、AGA治療薬などの医療用ジェネリック医薬品のほか、自社開発の下剤『ピムロ顆粒』の拡大を図る。下剤薬については、先発薬のアローゼンが市場の92%と大きく占め、『ピムロ顆粒』は8%にとどまっている。「来期は10%以上を狙いたい」(淺山氏)との意気込みを見せた。

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