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ニュートロジーナ、3Dプリントシートマスクを国際見本市で発表

米ジョンソン・エンド・ジョンソン傘下のスキンケアブランド・ニュートロジーナは、ラスベガスで8日〜11日に開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)でパーソナライズされた3Dプリントシートマスク『Neutrogena MaskiD™』の新製品を発表した。個人の顔に合うシートマスクをスマートフォンのカメラを利用して製造するシステムで、 個人の皮膚の状態をスキャナーで診断して必要な成分をシートマスクに注入して製品の完成となる。新製品の開発技術は現在、特許申請中。『Neutrogena MaskiD™』は、まずはアメリカ市場で、2019年下半期に公式サイト( Neutrogena.com )で独占的に販売を開始する予定。

『Neutrogena MaskiD™』は3つの方法でパーソナライズしたシートマスクを提供する。

1:スマートフォンの3Dカメラを使用して、ユーザーは自分の顔の正確な輪郭を撮影する。 鼻の正確な寸法と形状、目の間のスペース、唇の形などを多元的に形状化する。

2: 同社開発のスキャナー『Neutrogena Skin 360™』を利用して皮膚を分析する。パーソナライズされたデータを分析して肌のどの部分にどの成分が必要かを推薦して最も効果的なシートマスクを設計する。

3: 独自の3D印刷プロセスを使用して、 個人のプロファイルにあうように6つのゾーン(額、眼窩、鼻、頬、あご、ほうれい線 )をプリントする。

部分的に必要な成分をより効果的にマスクの正確なゾーンに印刷してハイドロジェルマスクを製品化する。注入される成分は、 精製ヒアルロン酸、ビタミンB3、ナツシロギク、グルコサミン、ビタミンCなどを予定している。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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