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内臓脂肪の減少には薬より運動が効果的

内臓脂肪の消費には運動が一番であるという研究結果が21日、The University of Texas Southwestern Medical Center UT Southwestern, UTSW)からプレスリリースされた。研究の詳細は「Mayo Clinic Proceedings」に掲載されている。

同メディカルセンターの研究者らは、内臓脂肪の減少に最善の方法を探すための介入試験を実施した。参加者3602人を運動と薬のグループに無作為化し、6カ月間にわたる内臓脂肪の変化をCTまたはMRI検査によって評価した。運動グループの参加者は65%が女性、平均年齢が54歳、平均BMI31歳。大部分の運動試験は米国とカナダで、薬グループの参加者がしようした薬剤は米国食品医薬品局(FDA)承認または承認パイプラインにあるもので、試験は米国、カナダ、スウェーデン、日本の多国籍コホートで行われた。運動と薬はどちらも内臓脂肪を減少したが、体重1ポンド当たりの減少率は運動の方が大きかった。研究者らは「運動は内臓脂肪を実際に溶かすことができる」と述べ、内臓脂肪と戦うための最も効果的な方法は運動であることを示唆した。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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