世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

英国政府の「減糖プログラム」に肥満抑制効果

英国政府が実施する「減糖プログラム」の効果を推定した研究論文が419日、「BMJ」オンラインに掲載された。

英国政府の「減糖プログラム(the UK government’s sugar reduction)」が、肥満、肥満関連疾患負担、および医療費にもたらす効果をモデル化研究で推定。データはイングランドの全国食事栄養調査の回答者1508人を用いた。

その結果、「減糖プログラム」完全実施が達成された場合、摂取カロリーは4-10歳で25kcal/日、11-18歳で25kcal/日、成人で19kcal/日の減少と推定された。肥満者の減少は4-10歳で5.5%、11-18歳で2.2%、成人で5.5%と推定された。モデルでは、10年間で51729年の質調整生存年が獲得され、糖尿病154550例が予防され、正味の医療費節減は28580万ポンドとなった。現在の食事パターンに大きな変更がない限り、英国政府の減糖プログラムにより、肥満および肥満に関連した疾患の負担が減少する可能性があることが示唆された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP