世界最大の食品会社ネスレは、16日、スキンヘルス事業を展開する子会社ネスレ・スキン・ヘルスの売却について、スウェーデンの投資会社EQTとアブダビ投資公社（ADIA）の子会社が率いるコンソーシアムと独占交渉を開始したと発表した。

2018年のネスレスキンヘルスの純売上高は28億スイスフランで交渉中の売却額は102億スイスフランになる。 売却取引は規制当局の承認を得て、2019年後半に完了する予定。

同社は皮膚科に特化した研究開発会社ガルデルマを傘下に持ち、幅広い医療ソリューションを提供するほか、 消費者スキンケアでは「プロアクティブ」、「セタフィル」などのブランドを世界で展開する。スイスのローザンヌに本社を置き、世界40カ国に5000人以上の従業員をかかえる。