世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

妊娠前女性の肥満、子どもの肥満リスク3倍

妊娠前の母親の体重が子どもの肥満と関連しているという研究結果が、428日~51日に英国スコットランドで開催の2019年欧州肥満学会(European Congress on ObesityECO)で発表された。研究は英Institute of Health & Society, Newcastle University Nicola Heslehurst博士らによるもの。

子どもの肥満予防対策は、公衆衛生や臨床診療にとって極めて重要であると認識されており、特に幼児期の介入に重点が置かれている。今回の研究は、母親の肥満度指数(BMI)が、その子どもの肥満リスクにどのように影響を与えるかを調査した。

その結果、母親のBMIが推奨値以内だった場合と比較して、母親が妊娠する前に肥満だった場合、その子供の肥満可能性が3.64倍高いことがわかった。母親が過体重に相当するBMIだった場合の子どもの肥満可能性は1.89倍高かった。研究者らは「子供が過体重または肥満になるリスクは妊娠前の母親の肥満で3倍以上になる。妊娠前からの体重管理で世代間肥満の抑制になる」と述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP