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米を多く食べる国では肥満が少ない

米を多く摂取する国や地域では肥満率が低いという調査結果が、428日~51日に英国スコットランドで開催の2019年欧州肥満学会(European Congress on ObesityECO)で発表された。研究は日本の同志社女子大学の今井教授らによるもの。

136カ国の国際調査によると、米の消費量が多い国(平均150g //人)では肥満レベルがかなり低く、米の平均摂取量が少ない国(平均14g //人)は肥満レベルが高いことがわかった。米の消費と肥満の関係は、総エネルギー消費、教育、喫煙、一人当たりの国内総生産、および医療費を含むライフスタイルおよび社会経済的リスク要因を考慮した後も変わらなかった。

研究者らは、米の平均消費量のわずかな増加(一人当たり50g /カップの4分の1に相当)で、世界の肥満率を1%減らすことができると推定している。また、「米を食べることで体重増加が抑制されるかもしれない。全粒穀物に含まれる繊維、栄養素、植物性化合物は満腹感を高め、食べ過ぎを防ぐ可能性がある。しかし、米の過剰摂取でメタボリックシンドロームや糖尿病の発症可能性が高いという報告もあるため、適切な量の摂取が重要である」と述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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