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インドでのサプリメントの利用目的調査

インドではビタミン、ミネラルなどのサプリメントの利用者の28%は美容促進のために取り入れているようだ。グローバル市場調査会社ミンテルは、インドにおけるサプリメントの利用動向調査を実施した結果、このような報告を発表した。インドでサプリメントの総消費量は比較的少なく調査対象者の37%が摂取していることが明らかになった。サプリメントを利用する一番の目的は体力向上(53%)、2位が骨と関節の強化(41%)、美容促進は3番目にランクインした。

同社は18歳以上のインド人3000人を対象にサプリメントの利用動向を調査した。利用目的(複数回答可能)として、消化機能を補強(27%)、抵抗力をつける(24%)、減量(22%)、ストレス解消(22%)などがあげられた。

インドの消費者は、最近の多忙なライフスタイルを考えると、食事だけで必要なビタミンやミネラルを摂取するのは難しいと感じているようで、調査対象者のほぼ4分の1が、このように回答した。

インドではビタミンやミネラルは薬用と見なされており、消費者は医師が処方した場合にのみ利用することが多いという。今回の調査では、ほぼ半数(47%)が、医師の推奨に基づいてサプリメントを使用している結果となった。また、製品を購入する際には、ブランドや専門家による推奨も重要である(23%)という意見が明らかになった。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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