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サウナ入浴中の血圧と心拍数は中程度の運動と同じ

サウナは強度中程度の運動に匹敵するという研究結果が612日、ドイツMartin Luther University Halle-Wittenbergからニュースリリースされた。この研究の詳細は「Complementary Therapies in Medicine」に掲載されている。

健康な成人ボランティア19人(女性7人、年齢46.4±10.2歳、BMI 24.4±2 kg/m2)を対象に、25分間のサウナセッション中およびその後の血圧(BP)および心拍数(HR)を測定した。サウナは93℃、湿度13%だった。

その結果、サウナセッションによる収縮期および拡張期血圧の有意で漸進的な増加が確認された。セッション終了後に血圧は減少し、サウナセッション前のベースライン時と比較して有意に低かった。心拍数は、サウナセッション中に継続的に増加し、心筋酸素消費尺度としての収縮期血圧×心拍数の有意な増加を示した。セッション終了後、血圧と心拍数の両方とも確実に減少していた。セッション中の血圧と心拍数を動的運動試験中の反応と比較すると、サウナ入浴は約60100ワットの運動負荷に相当した。サウナセッション後の血圧の持続的な低下は、サウナが心血管系に有益な効果をもたらすことを示唆していると研究者らは述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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