カナダの大麻事業会社クロノス・グループ（トロント）は、2日、アメリカでヘンプ由来カンナビジオール（CBD）製品の製造販売会社レッドウッド・ホールディング・グループを3億米ドルで買収すると発表した。買収総額について、2億250万米ドルは現金で支払われ、残り750万米ドルは新たに発行されるクロノス・グループの普通株式で支払われる。この取引は、慣習的な条件と規制当局の承認を得て2019年第3四半期に完了する予定。

レッドウッドは2017年にロバート・ローゼンヘック氏とシンディー・カポビアンコ氏によって設立された。 Lord Jones™というブランドで CBD注入スキンケアおよびその他の消費者製品を製造し、米国の小売およびオンラインチャネルを通じて販売している。同社の製品は植物に含まれる天然のフィトカンナビノイドとテルペンなど純粋なヘンプオイルをベースにしているという。

クロノスは、今回の買収で急成長が期待されるアメリカのCBD市場での新たな事業確立を目指す。レッドウッドの共同創業者は取引終了後、クロノス・グループに加わり、現在のチーム、ブランド名、営業拠点のサポートを維持しながら米国市場でのプラットフォームを強化していく。