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AIでスマートフォンの写真からニキビを診断

スマートフォンの写真からニキビ重症度を判定するための人工知能アルゴリズムの開発と精度に関する論文が825日、「Experimental Dermatology」オンラインに掲載された。

ニキビ患者1072人から取得したスマートフォンでの撮影画像(顔正面および左右側面)5972枚を基にスマートフォン用の人工知能アルゴリズム(AIA)を開発。ニキビの重症度を判断は画像数値化ガイド付き評価スケールのGEAを使用し、また、さまざまなタイプのニキビ病変(面皰、炎症性など)および炎症後色素沈着過剰または残留色素沈着過剰を特定した。ニキビの重症度は3人の皮膚科医の評価を参照した。

その結果、バージョン4からバージョン6の間に、炎症性病変で1.5、非炎症性病変で2.5、残留色素沈着過剰で2倍の精度改善に成功した。最終バージョン6で、AIAが提供するGEA重症度評価は68%に達し、皮膚科医が提供したものと同等となった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

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