〇コンヴァノ、ネイル事業好調
株式会社コンヴァノ（東京都渋谷区）は、ネイルサロン「ファストネイル」を主軸に事業を展開。　店舗展開においては、商業施設への出店を進め、2019年3月末の店舗網は53店舗（うち1店舗はフランチャイズ）に上る。
この店舗網の収益を最大化するため、自社予約システム「FASTNAIL TOWN」の利用促進を継続的に実施するとともに、POSデータ等を活用した科学的マーケティングにも注力した。
これらの結果、2019年3月期の業績（連結）は、売上高は2億48百万円（前期比11.9％増）、営業利益1億5千万円（同3.9％増）となった。
2020年3月期は、店舗の統廃合や人材のスキルアップに取り組み売上高23億5千万円、営業利益2億15百万円を見込む。

〇MTG。大幅な増収増益
株式会社MTG（愛知県名古屋市）は、独自のビジネスモデルを基に美容・健康領域における革新的ブランドを創出。代表的ブランドとして美顔ローラー「リファ」等がある。事業内容は①グローバル事業　②リテールマーケティング事業　③ダイレクトマーケティング事業　④ブランドストア事業　⑤プロフェッショナル事業　⑥その他事業など幅広い事業を行っている。
2018年9月期業績は、売上高604億65百万円（前期比33.4％増）、営業利益88億87百万円（同53.5％増）と大幅な増収増益となった。
部門別状況を見ると
①グローバル事業は、海外グループ会社ECサイト及び海外のインターネット通信販売事業者の運営するECサイトを通じた一般消費者への直接販売、並びに海外のインターネット通信販売事業者、海外の販売代理事業者、海外の美容専門店及び海外の百貨店運営お行っている。売上高は、210億27百万円。
②リテールマーケティング事業は、量販店運営事業者への卸売販売及びカタログ販売並びにテレビ通信販売事業者への卸売販売を行っている。売上高は121億円（前期比13.5％増）を達成。
③ダイレクトマーケティング事業は、同社及び国内他社ECサイトを通じた一般消費者への直接販売及びインターネット通信販売事業者への卸売販売を展開。売上高は103億61百万円（前期比5.1％増）を実現。
④ブランドストア事業は、百貨店運営事業者並びに免税店運営事業者への卸売販売及び同社運営の小売店舗での対面販売を通じた一般消費者への直接販売を展開。売上高は、約82億円（前期比41.9％増）を達成。
⑤プロフェッショナル事業は、美容サロン運営事業者への卸売販売、エステティックサロン運営事業者への卸売販売及びフィットネスクラブ運営事業者と提携している販売代理事業者への卸売販売、提携企業での職域販売（社員への直接販売）並びにフィットネスクラブでの一般消費者への直接販売、全国サロン商談会等を行っている。売上高は62億96百万円。
⑥その他事業の売上高は、約14億円（前期比26％増）に上る。2019年9月期は、売上高700億円を見込む。