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米女性がスキンケアを購入する時に考慮する項目とは?

アメリカの女性はスキンケア製品を購入する時には、店頭に行く前にオンラインで検索して製品のレビューを参考にする傾向が高くなっているようだ。グローバル情報会社NPDグループは、このような消費者動向を公式サイトのInsight欄で2019年9月にリリースした「Female Shopping Power: 5 Trends Worth Watching」(女性のショッピングパワー:注目すべき5つのトレンド)の中で明らかにした。注目すべき5項目として、インスタントカメラのようなヴィンテージアイテムの復活、活動的なバックパックの復活、天然成分のスキンケアの追求、eゲームの浸透、アクティブアパレルの人気を取り上げた。

トレンドセッターとなるアメリカ市場で女性の購買傾向は世界の消費者に影響を与えると考えられており、NPDグループが取り上げた5つのトレンドの中からスキンケアに注視してみた。

アメリカの女性は、スキンケア製品の成分および製造メーカーやブランドをよりよく理解するために、オンラインで事前に調査をする傾向が強くなっているという。同社が最近、実施したフェイシャルスキンケア消費者レポートでは、調査対象の女性の50%近くが、スキンケア製品を店頭で購入する前にオンラインで調査していた。情報のソースとしてオンラインレビューや評価、ソーシャルメディアのインフルエンサーを参考にするという。消費者は製品情報にアクセスしやすくなるにつれて、天然成分をより好んで購入し、また透明性を提供するブランドをサポートするようだ。 フェイシャルスキンケアユーザーの46%は、硫酸塩、フタル酸塩、グルテンを含まない製品を購入すると報告しており、過去2年間で6ポイント増加した。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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