ヘアマスクの国際市場は2026年までに8億8000万ドルに

最新商品

2019.11.12

国際部

世界のヘアマスクの2018年の市場規模は5億9770万ドルと評価されており、2026年までに8億8640万ドルに達するようだ。

米市場調査会社 Allied Market Research(アライドマーケットリサーチ)が4日にリリースした 有料レポート「Hair Mask Market by Nature (Natural, Organic, and synthetic) End User (Household and Commercial), and Distribution Channel (Online and Offline): Global Opportunity Analysis and Industry Forecast, 2019-2026」の中で、このような予測を発表した。ヘアマスクの世界市場は2019年から2026年にかけて年平均成長率(CAGR)5.1%で成長する見通しになる。

消費者の髪質の維持に対する懸念の高まりは、市場の需要を促進する重要な要因の一つで、その結果、消費者は日常的なルーチンでヘアケア製品を検討しながら、包括的なアプローチを採用すると分析している。ヘアマスクは、通常のコンディショナーよりも比較的濃い濃度の天然オイルや脂質などの豊富な成分で構成されるディープコンディショニングトリートメント。滑らかでつやのある髪を促進したり、髪のダメージを回復したり、乾燥した髪を再水和したりするなど、いくつかの重要な機能があるため、消費者の関心が高まると分析。

成分分析では、合成成分を使用したヘアマスクは世界市場の5分の2以上を占めている。これらはターゲット顧客が手頃な価格で簡単に入手できるという事実に起因するとみられる。ただ、さまざまなオーガニック製品への需要の高まりが観測される中、ヘアマスク市場においてもオーガニック成分の製品の需要が高まると予測。オーガニック成分のヘアマスクは予測期間中(2019年〜2026年)に CAGR5.9%という高い成長率が期待される。

エンドユーザー分析では、サロンなど商業セグメントは2019年現在、世界のヘアマスク市場シェアの4分の3近くを占めており、予測期間を通じてその優位性を維持すると予想される。ホームケアセグメントは予測期間中、 CAGR5.6%で成長する予想。ミレニアル世代の増加が、ホームケアセグメントの成長に拍車をかけるとみられる。

地理的分析では、ヨーロッパ市場が首位で、北米がこれに続いており、予測期間中トップの地位を維持する見通し。アジア太平洋地域は予測期間中に CAGR 6.2%という高い成長率が期待されている。この地域の人々の間で質の高いヘアグルーミングへの傾向が高まりはヘアマスクを含むヘアケア製品の需要を押し上げると予測される。

参考リンク
alliedmarketresearch.com

#

↑