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夜間勤務は腹部肥満になりやすい

夜間勤務が肥満につながるかもしれないという研究結果が10月4日、「Obesity reviews」オンラインに掲載された。

香港The Chinese University of Hong KongのPublic Health and Primary Care所属の研究者らは、特定のタイプの肥満とシフト勤務のパターンの間に関連性があるかどうかを評価した。研究は、2017年3月までに論文データベースPubMedに登録された、シフトワークパターンと肥満の関係を調べた観察研究の論文を対象に、システマティック・レビューとメタアナリシスで行った。肥満のオッズ比は、固定効果またはランダム効果モデルを用いて抽出した。さらに、特定の肥満タイプおよびシフト作業パターンの特徴ごとに、サブグループメタアナリシスを行った。メタアナリシスには28件の研究論文が対象となった。

肥満に関する夜間勤務シフトのオッズ比は1.23(95%信頼区間:1.17-1.29)だった。横断研究では、コホートデザイン(リスク比= 1.10)のリスクよりも高い1.26を示した。さまざまなタイプの肥満のなかで、シフト労働者は腹部肥満になる確率が高かった(発症率:1.35)。常時、夜間勤務の人の肥満リスクは、シフトで夜間勤務がある人よりも肥満リスクが29%高かった(オッズ比1.43対1.14)。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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