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セフォラ、韓国市場に進出し多店舗展開へ

フランス発祥の化粧品小売専門店セフォラは、韓国市場に進出し、今後、多店舗展開に乗り出すようだ。韓国メディアThe Korea Heraldのウェブ版(10月24日)によれば、ソウル江南区三成洞のパルナスモール内にセフォラ第1号店をオープンし約100種類の化粧品と香水ブランドを販売する。高級ブランドにはタルト、フーダビューティ、アナスタシアビバリーヒルズなど韓国で初めて発売される製品が数多く含まれる。これにより、韓国の消費者はセフォラで海外の商品を直接購入できるようになるという。

パルナスモール内の一号店を皮切りに2019年12月に明洞に2店舗を開く予定で韓国業界紙などは2022年までに14店舗とオンラインストアを運営する計画だと報じた。

セフォラは 世界有数の高級品グループ・モエヘネシー ルイビトン(LVMH)の傘下にあり、グローバル市場で2600を超える化粧品専門販売店を展開している。 日本には1999年11月、東京にセフォーラ銀座1号店を開き、国内の店舗数を7店舗まで増やしたが、2001年12月、業績不振により日本の全店舗を閉鎖した。この後、アジア圏での成長戦略を中国市場に移した。現在、中国国内に200を超えるチェーン店を運営し、中国でのビジネス拡大に成功している。その他のアジア圏ではシンガポール、香港に進出しており、今回、有望市場の韓国を加えてアジア市場でのプレゼンスをより高める見通し。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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