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ファストフード店のカロリー表示で購入カロリー微減

アメリカ南部のファストフード店のカロリー表示が客の購入カロリーに影響するかを調査した結果が10月30日、「BMJ」オンラインに掲載された。

カロリーを表示することでメニュー選びが慎重になり、ついには肥満予防にもなることが期待されている。今回の調査は、ルイジアナ州、テキサス州、ミシシッピ州に異なった3つのレストランフランチャイズを持つ大規模ファストフードチェーンで、2015~2018年にかけて実施された。2017年4月にカロリー情報が店内およびドライブスルーメニューに表示された。調査はメニュー表示前後1年間の週毎の売り上げデータから、購入1件当たりのカロリー量を算出し比較した。分析対象は104件の店舗における4906万2440件の購入履歴、2億4272万6953個の商品だった。

その結果、カロリー表示を始めてすぐに購入1件当たり60カロリー(総カロリーの4%)の減少が確認された。その後は週当たりで購入1件につき0.71カロリーの増加が見られた。購入カロリーの減少と、その後の微増はメインメニューや砂糖入り飲料よりもサイドメニューで顕著に見られた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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