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オオグルマとスオウ抽出物シャンプーで髪総数の増加を確認

オオグルマとスオウ抽出物配合シャンプーで毛総数の増加促進効果を確認したという試験報告が1126日、「Cosmetics」に掲載された。

キク科の植物オオグルマ(Inula helenium)は、抗真菌、抗細菌、抗寄生虫、および抗増殖活性を持つことが知られている。マメ科の植物スオウ(Caesalpinia Sappan、蘇芳)は炎症を軽減し、血液循環を改善することが知られている。現在知られているこれら薬用植物の民間伝承での利用のされかたから、発毛促進し、脱毛予防の有望な候補になるのではないかと期待されている。さらに、これらの植物は特定の植物化学物質の豊富な供給源であり、髪の成長を促進することも報告されている。

今回の試験は、オオグルマとスオウの2つの抽出物を配合した頭皮シャンプーの効果を、被験者23人と対照者のシャンプー使用後の毛密度と総毛数を比較した。主要評価項目は、シャンプー使用後81624週のベースラインからの毛密度と総毛数の変化とした。その結果、16週および24週後の評価で、被験者の総毛数の統計的に、対照者に比べて有意な増加が確認された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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