仏ロクシタン、生態系回復への基金創設
2020.01.21
国際部
仏ロクシタングループは、19日、アマゾンやオーストラリアの壊滅的な火災など、自然災害によって深刻な影響を受ける生態系を支援するための基金 L’OCCITANE Ecosystem Restoration Fundを創設したと発表した。将来の生物多様性を保護するため、気候変動の緊急事態に迅速に対応することを目指す。この基金は、ロクシタンの株主の自発的寄付活動によって資金調達される。
最初の取り組みとして、深刻な被害を受けた生態系の再生に寄与する長期プロジェクトの資金援助に40万ユーロを提供することを発表した。オーストラリアの景観回復に役立つ植林や農林業の再建に20万ユーロが即時、寄付される予定。
同グループのレイノルド・ガイガー最高経営責任者(CEO)は発表文の中で、「世界の様々な地域の美しい風景、野生生物、コミュニティーを破壊した最近の火災の惨禍に衝撃を受け、大変、悲しんでいる。責任あるビジネスリーダーとして座視することはできない。私たちは、将来世代のために健全な生態系を再構築するため、自らの役割を果たさねばならない」などと述べている。
- 参考リンク
- loccitane.com