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肥満の人への全粒粉食、心血管リスク低減効果はわずか

全粒穀物の食事による肥満や過体重の人の心血管リスク低減効果を評価した論文が2月18日、「BMC Cardiovascular Disorders」オンラインに掲載された。

肥満の人への全粒粉食は、減量効果により心血管リスクの低下も期待される。しかしこれまで、全粒粉食の心血管リスクへの直接の効果は十分に検討されてこなかった。今回は、全粒粉食と心血管リスクの関係についてのシステマティックレビューとメタ解析を実施した。対象の論文は、PubMedEmbase、およびCochraneに登録された無作為化対照試験(RCT)から選択した。

その結果、コントロールグループと比較して、全粒穀物の摂取量が低体重に関連していることが確認された。また、C反応性蛋白も全粒粉グループでわずかな改善が見られた。しかし、LDL コレステロール、ウエスト周囲長、収縮期血圧、拡張期血圧、空腹時血糖にはグループ間に有意差は見られなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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