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全脂肪乳製品の摂取はメタボのリスク低下と関連

全脂肪乳製品の摂取量が多いと、メタボリック症候群、高血圧、糖尿病の有病率が低くなるという論文が518日、「BMJ Open Diabetes Research & Care」オンラインに掲載された。

世界21か国の35歳および70歳の112922人のデータを使用し、中央値は9.1年の追跡調査を実施した。横断分析で個人の乳製品摂取とメタボリック症候群との関連を評価し、前向き分析では高血圧のない57547人と糖尿病のない131481人で乳製品摂取とメタボリック症候群との関連を評価した。

その結果、横断分析では乳製品の総摂取量が多いとメタボリック症候群有病率が低いことがわかった。全脂肪乳製品単独(オッズ比0.72)または低脂肪乳製品との摂取(同0.89)もメタボリック症候群有病率が低いことと関連していた。低脂肪乳製品単独の摂取はメタボリック症候群有病率の低さとは関連しなかった(同1.03)前向き分析では高血圧が13640人、糖尿病が5351人発症したことが示された。総乳製品の摂取量が多いほど高血圧および糖尿病発症率が低かった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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