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ドライアイ治療薬reproxalapが臨床試験で結果良好

ドライアイ症候群治療薬でAldeyra社開発のreproxalapの無作為化二重盲検基剤対照第IIb相試験の結果が1月29日、「American Journal of Ophthalmology」オンラインに掲載された。

ドライアイ症候群患者300人を1:1:1の比でreproxalap 0.1%、0.25%、または基剤の点眼を受けるグループに無作為に割付けた。両眼に1日4回、12週間の治療を行った。ドライアイの症状を試験前、試験後2週、4週、8週、12週に評価した。

その結果、ドライアイの兆候および症状に用量反応性が見られた。12週間の治療で基剤グループとの比較で、reproxalapグループで最も改善した症状は眼の乾燥で、0.25%グループで乾燥スコア0の報告率が高かった。安全性評価項目に有意な変化は見られなかった。reproxalapは、迅速かつ臨床的に意義のある症状コントロールが可能で、安全性にも大きな懸念がないことが示された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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