グローバル市場調査会社 Research And Marketsは、19日にリリースしたレポートの中で、世界のフェイスマスク市場は2025年までに97億8,300万ドルに達するという予測を発表した。「フェイスマスク市場-2020年から2025年までの予測」によれば、2019年の73億2,500万ドルだったフェイスマスク市場は、2020年から2025年にかけて年平均成長率（CAGR）4.94％で堅調に成長する見通し。
新型コロナウイルス感染のパンデミックにより、消費者が手洗いなど消毒を重視するという最近の傾向は、フェイスマスクの需要をさらに増大させると予測している。消費者の行動は劇的に変化し、新たな“ノーマル”として定着すると予想される。
消費者の合成化学物質への懸念に伴い、天然成分由来への関心はフェイスマスク市場にも大きく影響していると分析される。大手香料開発会社などはジェネレーションZをターゲットにしたフェイスマスクの開発を強化しており、パパイヤ抽出物で作られた角質を除去するブレンド、天然の柚子エキスを配合したナイトブレンド、天然のドラゴンフルーツを配合したリペアブレンドなどの新製品を市場投入している。
