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リカルデントペーストとフッ素洗口液の虫歯予防比較

虫歯予防としてのリカルデントとフッ素の比較結果が51日、「The journal of contemporary dental practice」オンラインに掲載された。

リカルデントはRECALDENT PTY LTDの登録商標で、一般名はカゼインリンペプチドアモルファスリン酸カルシウム(CPP-ACP)である。今回の比較研究では、CPP-ACPフッ化物ペーストのグループとフッ化ナトリウム0.2%洗口液のグループに分けて、効果の評価にはプロフィロメーターを使用した。研究はin vitroで行われ、36個の健全な小臼歯の頬側表面を研磨し、シリコンディスクで表面を平らに整えたサンプルを用意した。各グループで14回、5日間の歯磨きまたは洗口を行い、次に対照として何もしないグループを加え、1日に4回、3日間の炭酸飲料曝露を行った。プロフィロメーターを使用して歯の表面損失を測定し、得られたデータを一元配置分散分析(ANOVA)と事後検定で評価した。

その結果、CPP-ACP-Fペーストおよびフッ化ナトリウム0.2%洗口液両グループの歯表面侵食は、対照グループよりも有意に少なかった。フッ化ナトリウム0.2%洗口液グループの歯表面侵食は、CPP-ACP-Fペーストグループよりも有意に少なかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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