世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

イギリスの2012年ネイルカラーの市場価値がリップカラーに並ぶ

英リサーチ会社ミンテルは、イギリスで2012年のネイルカラーの市場価値が初めてリップカラーに並んで2億2900万ポンドになったという新しい調査結果を発表した。

化粧品市場で、ネイルカラー、リップカラーの両カテゴリーの継続的成長は業界の売上を後押ししている。2011年のネイルカラーの市場価値は同社分析によれば、2億2100万ポンドに対し、リップカラーは2億2400万ポンドだった。2013年にはネイルカラーは1.7%の成長率を予測しており、今年の終わりには、ネイルカラーの市場価値は2億3300万ポンドに成長すると見込まれ、リップカラーの推定市場価値2億3200万ポンドを追い越すとの見解が先行している。

新しいネイルカラー製品の市場投入は2008年~2012年の4年間で4倍にも増加しており、これはマニキュアの新成分開発やネイルアートなど革新的な製品開発が加速した結果が大きいと読み取れる。2008年に発売された化粧品部門の総新製品の内、10%がネイルカラー製品だったが、2012年には26%にまで急増した。今年(2013年1月~8月)のネイルカラーの新製品発売の同比率は27%とリップカラー製品(同比率26%)、アイカラー製品(同比率23%)を抑えて、既に一歩リードしているという。

ネイルカラーの躍進の背景について、同社パーソナルケア・アナリストのシャーロット・リビー氏は、消費者は自己の個性を表現するためにマニキュアを取り入れ、さらにシーズン毎に進化するトレンドから取り残されないように新製品を購入するのではないか、と分析する。ネイルアートは特に若い女性層に人気があり、自宅で簡単に自分の爪の外観を個性的に演出できるアイテムの必要性は高まる傾向にあり、また、財布に優しい価格設定が消費者の購買欲を刺激するとしている。

 

同社の調査によれば、イギリス人女性の59%がマニキュアを使用しており、16歳~24歳の使用率は72%と最も多く、65歳以上の女性の間では48%という。一方、付け爪の使用率は全体で7%とイギリスでは付け爪は浸透していないようだ。

 

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New
美容経済新聞

美容経済新聞は、日本の美容業界に特化した専門的なニュースを提供するメディアです。業界の動向やトレンド、企業情報、製品情報など、美容に関する幅広いテーマを取り上げています。 編集部では、美容業界の取材や情報収集、分析を行い、業界内外の最新情報を主に美容業界関係者に向けて発信しています。私たちは「キレイをふやす」を企業理念として信頼性の高い情報提供を通じて美容業界の発展に貢献すべく努力しています。

  1. 美容経済新聞社がLNE社(フランス)とライセンス契約を締結

  2. 伊藤超短波が監修するエステティックサロンがベトナムにオープン

  3. Saas型在庫管理ソフトの「Spes(スペース)」社が シードラウンドでの資金調達を実施

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP