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加齢による筋肉量の減少、血中ビタミンC量と関連

加齢に伴う骨格筋量の減少と血中ビタミンCの関連を検討した結果が8月27日、「The Journal of Nutrition」オンラインに掲載された。

今回の研究では、Cancer and Nutrition–Norfolk cohortに登録された1万3000人以上の男女(42-82歳)のデータを分析した。収集したデータは、生体電気インピーダンス分析を使用して推定した除脂肪体重(FFM)、および7日間の食事日誌データから計算された食事のビタミンC摂取量と末梢血で測定した血中ビタミンCレベルとした。関連するライフスタイル、食事、および生物学的共変量を含む多変量回帰モデルを使用して、FFM測定値と食事ビタミンCの五分位数、または十分な血中ビタミンCと比較した不十分な血中ビタミンC(50μmol/L超、50μmol/L以下)との関連を検討した。

その結果、食物ビタミンCとFFMの測定値の五分位にわたって正の関連がみられた。FFMの測定値は、血漿ビタミンCが不十分な参加者よりも十分に高かった参加者で高かった。この関連は65歳未満および65歳以上の年齢層で層別化された分析でも確認された。研究者らは、食事中のビタミンC摂取が加齢に伴う筋肉の損失を減らすのに役立つ可能性があることを示唆している。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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