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インドでビタミン、ミネラル、サプリメントの摂取量増加

インドでビタミン、ミネラル、サプリメント(VMS)の摂取量が増加しているようだ。グローバル市場調査会社ミンテルが8月31日リリースした調査結果によると、10人に3人はVMSを摂取しており、内訳としてカルシウム、鉄、亜鉛(30%)、マルチビタミン(28%)などのミネラルサプリメントが挙げられた。

サプリメント需要増加の背景にある傾向として消費者の予防的健康に関する意識の高まりが指摘されている。ストレスやブルーライトによる損傷の問題に対する認識も高まり、その結果、美容と目の健康に効果的なVMSの浸透率は、骨や消化器系の健康維持よりも高くなっている。過去12か月間のインドでのサプリメントの摂取項目調査で最も人気が高かったのは、髪/肌/爪のサプリメント(27%)と目の健康サプリメント(26%)だった。骨/関節の健康(22%)、プレバイオティクス/プロバイオティクス(19%)が続いた。

最新のミンテル調査から、インドの消費者は口当たりが良く(40%)、消化しやすい(40%)VMS製品に興味を持っていることも明らかになった。さらに、天然/植物性成分を含み、インド大陸の伝統的医学アーユルヴェーダに基づいて開発されたVMS製品への関心度も高い結果がでている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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