第一三共など創薬ベンチャーファンド設立

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2013.09.25

編集部

第一三共と三菱UFJキャピタル、独法中小企業基盤整備機構(中小機構)の3社は、9月17日、大学発創薬ベンチャーに投資するファンド「0iDEファンド投資事業有限責任組合」(0iDEファンド)を設立した。同ファンドは、総額10億円。第一三共1億円、三菱UFJキャピタル2億円(最大)、中小機構4億5000万円、その他法人、金融機関、個人投資家など2億5000万円を出資した。同ファンドの組成、投資、資金回収を含めてファンド全体の運営に責任を持つ無限責任組合員に三菱UFJキャピタル(投資第二部ライフサイエンス室が担当)が就いた。

第一三共とベンチャーキャピタル(VC)の三菱UFJキャピタル(ベンチャーキャピタル・VC)は、将来、有望な創薬基盤技術(シーズ)となるワクチン、核酸、再生医療、細胞治療など大学での研究成果を探索し、事業化が可能なシーズに対して同ファンドから出資を行って事業会社(ベンチャー)を立ち上げる。

事業会社が将来、事業が軌道に乗った段階で、第一三共がベンチャーの株式や知的財産をあらかじめ約条に設定した価格と条件で買い取る。

一方、中小機構は、VCがファンドを組成しやすくし合わせてベンチャーへの資金供給を円滑にする狙いで同ファンドに出資を行う。

同機構のファンド出資形態は、ファンド総額の2分の1を上限に、出資額の範囲内で責任を持つ有限責任組合員として出資する。

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