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コロナ禍で変わった美容医療への関心

美容医療における新型コロナウイルス感染流行の影響をまとめたデータが10月27日、「Aesthetic Surgery Journal」オンラインに掲載された。

今回の調査は米国在住の18歳以上を対象に、AmazonのMechanical Turkを利用して2020年4月30日から5月3日にかけて行われた。この調査では、新型コロナウイルス感染症流行の前とパンデミックの最中における審美的介入について経験と関心、および関心の変化や推移とその理由について評価した。

計704件の回答を分析対象とした。回答者の半分は女性、年齢中央値は25〜34歳だった。パンデミックの間、回答者の21%で審美的介入への関心が増加し、33%が6つのうち1つ以上の介入への関心を減少させていた。関心が特に増加していたものは、非侵襲的手技(7.3%)、顔の美容整形(6.6%)、および医療グレードのスキンケア(5.9%)だった。関心を高めた理由は、自分自身をより頻繁に鏡に映しているため(43.2%)、コロナ終息後には見栄えを良くしたいという願望(41.8%)、ソーシャルメディアでの時間の増加(40.4%)があげられた。関心が低下した最も一般的な理由は、支出の優先順位の変更(58%)、他の健康面への焦点(49.8%)、および医療施設での感染の心配(46.3%)だった。回答者のほぼ半数が、関心が高まっている介入についてオンラインでの医療相談を検討していた。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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