3,000名の医師が結集、日本先進医療医師会設立

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2013.09.27

編集部

先進医療に携わる医師、看護師などが結集(会員)して日本先進医療医師会(一般社団法人)を立ち上げた。保険適用外の先端的医療技術と保険診療との併用(混合診療)を必要に応じて認めた医療制度「先進医療」について技術研修、臨床研究、制度問題など実務面での共通認識を高め、先進医療の普及と向上を図る目的で設立した。先進医療を目的とした医師集団が設立されたのは、初のケース。臨床学術研究や啓蒙活動などに力を入れ、早期に会員1万人を目指す。

同医師会は、大学病院、美容外科、眼科、歯科など先進医療に携わる3,000名にのぼる医師、看護師らが結集して立ち上げた。同医師会会長には、眼科専門医で現増田記念アイケアクリニック院長増田寛次郎氏が就任した。

現在の先進医療は、保険適用外の先端的な医療技術と保険診療との併用を必要に応じて認めた医療制度。再生医療や粒子線装置によるがん治療、美容外科施術、歯のインプラントなどに係る費用について原則、患者の全額、自己負担となっている。ただし、診察、検査、入院などの費用は、一般の保険診療と同様に扱われるなど混合診療となっている。

同医師会を設立したのは、先進医療の臨床に力を入れ、医業経営、医療連携などに取り組むことで、先進医療をさらに充実するのが狙い。医師の共済制度や先進医療制度の改善、事故調査委員会の運営、臨床学術集会などの事業活動に取り組む。現在、国内に先進医療を扱う医師は、約5万人にのぼる。「普及、啓蒙活動を強化してできるだけ早期に会員1万人を目指し、組織の拡大を図って行きたい」(同医師会事務局)としている。

参考リンク
日本先進医療医師会

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