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BMI値の高さと12のがんが関連

スペインで350万人の大規模成人コホートを対象に、がんリスクとボディ マス インデックス(BMI)との関連を調査した報告が1月14日、「BMC Medicine」オンラインに掲載された。

今回の研究は、スペインのカタルーニャでの人口ベースの電子健康記録を用いた前向きコホート研究として実施され、2006-17年のベースライン18歳以上でがん既往のない成人365万8417人のデータが対象となった。主なアウトカム指標を26の解剖学的部位での偶発的がんのハザード比とした。

追跡期間中央値8.3年で、20万2837人の参加者が癌と診断された。高いBMI値は、9種のがん(子宮体、腎臓、胆嚢、甲状腺、結腸直腸、閉経後の乳房、多発性骨髄腫、白血病、非ホジキンリンパ腫)のリスクと正の関連があり、非喫煙者ではさらに3種のがん(頭頸部、脳および中枢神経系、ホジキンリンパ腫)との正の関連が見られた。それぞれのがんのハザード比(5kg/m2増分当たり)は、非ホジキンリンパ腫の1.04から子宮体癌の1.49の範囲があった。胴囲測定を行った29万1305人の参加者のうち、2万7837人が癌と診断された。BMIおよび胴囲による点推定の99%CI(1標準偏差増分あたり)は、すべてのがんで重複していた。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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