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アメリカの美容製品の売上がほぼパンデミック前に回復

米消費者調査会社NCSolutionsは、21日、アメリカの美容製品の売上がほぼパンデミック前のレベルに回復しており、消費者の39%は、今後数か月で化粧品およびパーソナルケア製品への支出を増やすことを計画しているという調査結果を発表した。

同社は、2021年6月に18歳以上のアメリカ人2094人を対象に 美容/パーソナルケア製品の消費動向についてアンケート調査を実施した。

NCS独自の消費者購入データによると、美容製品の売上高は、2020年3月のパンデミックの最盛期に低迷して以来、徐々に上昇傾向に向かっている。2020年のクリスマスウィーク中、美容製品の売上高は前年比8%増、イースターウィークは前年比40%増まで回復した。過去1年でほぼ2019年のレベルに戻っている。

美容製品購入を左右する要因についての調査結果を見ると、回答者の58%が、価格が商品購入の決定を左右する最大の要因に選んでいる。商品の効能や効果(54%)、ブランドへの信頼(46%)、商品の入手可能性(35%)、商品の成分(33%)と続く。

美容/身だしなみへのインスピレーションやアイデアを模索するとき、調査対象者の36%はインターネットをサーチすると回答。34%はテレビ、27%はソーシャルメディアを参考にすると回答している。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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