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妊娠中の肥満、子供の肥満と関連

妊娠前のBMI、妊娠中の体重増加と子供の肥満との関連を検討したコホート研究の結果が3月15日、「Pediatric obesity」オンラインに掲載された。

米国では子供の肥満有病率が過去40年間で3倍以上になっている。そのため、リスクを軽減する可能性のある変更可能な要因を特定することが重要となっている。今回の研究では、人種/民族的に多様なコホートにおいて、母体の妊娠前のBMI、妊娠中の体重増加およびBMI、胴囲、体脂肪率によって測定される子供(4~8歳、816人)の肥満との関連を調査した。

その結果、子供の肥満オッズ(BMI 95パーセンタイル以上)は、母親の妊娠前BMIの1単位増加ごと、また、体重増加の5kg増加ごとに独立して増加した。子供の腰囲(85パーセンタイル以上)のオッズも、妊娠前のBMIおよび体重増加と独立して増加した。母体の妊娠前のBMIと体重増加は子供と関連しており、子供の肥満改善への変更可能な要因であることが示された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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