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マスビューティケア市場、アジア太平洋地域で急成長

イギリスの市場調査会社 Technavio(テックナビオ)は、12日、マスビューティーケア市場は2021年から2026年の予測期間中に1535億5000万米ドル増加するという予測を発表した。予測期間中の年平均成長率(CAGR )は 5.92%で、市場の成長の58%はアジア太平洋地域に集中する見通し。

有料レポート「Mass Beauty Care Market by Distribution Channel and Geography – Forecast and Analysis 2022-2026」によれば、中国、日本、インド、韓国は、アジア太平洋地域のマスビューティーケアの主要市場で、この地域の市場は、他の地域の市場より急速に拡大すると予測している。中低所得者層に支えられマスビューティーケア製品の需要が大幅に増加する見通し。

世界のマスビューティーケア市場の成長を推進する主な要因は、現代のライフスタイルの変化と皮膚に関連する問題の増大と分析される。運動不足、ストレス、睡眠不足、ファーストフードの過剰摂取、水分摂取量の制限などの現代のライフスタイルの変化は、顔の皮膚への問題を増やす傾向にある。

マスビューティーケア市場は、基礎的な効能に水分補給や抗酸化などの補助的なニーズも満たす多機能製品の開発が活発になっている。天然由来成分の導入も市場のトレンド一つにあげられている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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